今年の2月にレコールの宝飾と芸術の学校・日本特別講義に受講した後から、
毎月オンラインで行われる講義を受講しています。1時間の中で同時翻訳を聞きながらの講義ですので、全部は理解できないですが、少しだけ書こうと思います。
5月に行われたのは、
Pearls:Art&Science
真珠:その芸術と科学
限られた時間のなかでぎゅっと、
古代の墓からも出土されるくらい古くから宝飾として使われていたパールの歴史
パールがどのようにできるか・産地:科学から
ジュエリーとしてのパール:芸術
と話しきれない内容を複数の画像をともにまとめてありました。
パリは古くはマナール湾・ペルシャ湾などからパールが交易で集まってきていましたとお話されていたのですが、マナール湾…Manner 初めて聞く名前だな、、聞いたことがありませんでしたので調べてみました。
スリランカとインドの間にあるマナール湾は比較的浅い層にカキが多く、真珠漁業として栄えていたようです。
植民地だったのですね。
タミル人によって採取された真珠は、政府によって管理され、最終的にはボンペイに運ばれたようです。
長い歴史があるセイロンの真珠漁業についてはこちらが面白かったです。
天然パールについてもお話されていて、真珠の生成過程の説明のなかで、「天然真珠に核はないです。砂粒でもありません。」
とお話されていたのが印象的でした。天然真珠の断面がわかるものを見せてくださいましたが、年輪のように綺麗でした。
権力の象徴であったジュエリー、パールももちろんそのように扱われ、絵画でも見ることができます。イングランド王チャールズ一世の肖像画には涙型の大きなピアスが描かれていますし、掛軸に描かれている中国の皇帝:乾隆帝の首には長い長いパールの首飾りがあります。
現代では性別権力関係なくパールを楽しむにはどうアピールしたらいいのかと考えてしまいました。
最後にスピーカーの方のパールの扱いがとても素敵で真似したかったです。このような感じに、チョーカーほどの長さのパールネックレスにサラリとスカーフを垂らしていて、とっても素敵。上級者のファッションでした。
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